飯田の【超個人的2025年新作】

こんにちは。

スリークBPの飯田です。

2025年もあとわずかになってきました。

毎年この時期になりますと時計雑誌なども今年一年を振り返ってベストウォッチなどの特集をします。

そんなタイミングだからこそ、改めまして個人的に今年の気になった新作をご紹介していきたいと思います。

では、早速・・・

第5位:ジン【EZM3 S】

コチラは新作と言っても春には全く情報がなく、この10月に突如として発表されたので今の私にはめちゃくちゃ新鮮なモデルです。

SINNと言えば代表モデルがEZM3。

ドラマ【海猿】の伊藤英明さんや【沈黙の艦隊】の大沢たかおさんなども着用しており、巷では密かに話題になったモデル。

SINNには『SINNテクノロジー』と呼ばれる様々な独自テクノロジーがありますが、その中の【Arドライテクノロジー】と【マグネチック・フィールドプロテクション】を搭載しているのがEZM3です。

ドライカプセルにより内部のオイル劣化を防ぎ、80,000A/mの超耐磁性を実現しています。

そのEZM3に【ブラックハードコーティング】を施したのがこのEZM3 Sなのです。

これ、単にケースやブレスを黒くしたのとは違うのです。

テギメント加工と言われる浸炭加工をしており、ケースの硬度がセラミック並みに硬くなっているのです。

つまり、乱暴な言い方ですが簡単に言うと『傷かつかない』のです。

そして、セラミックとの違いで言えば、セラミックは強い衝撃だと割れる可能性があります。

でもこちらはベースの素材がスチールなので割れないんです。

特殊時計、実用時計を作り続けているSINNらしいところです。

第4位:ハミルトン【ボルトン デス・ストランディング2】

H13605130 36㎜×48㎜ 5気圧防水 246,400円
これはもう手に入らないモデルですが、2025年度一番の問い合わせが多かったモデルです。

人気ゲーム【デス・ストランディング2】とのコラボモデルでした。

私、ゲームをしないのですがこの異様な人気にはビックリ。大好きなアパレルブランドSOPH.ともコラボしていましたし、GUともコラボしていましたね。

欲しいと思った時にソッコーで手に入れないともう手に入れることが出来なくなる時計もあるんだゾということを改めて実感させられました。

それにしても、この時計のデザインは時計デザイナーにはデザインできない発想だなと思いました。

ハミルトンの時計なので、一応はハミルトン内にあるコレクション『ボルトン』として登場したので、ボルトンのデザインコードであるトノー型ではあるのですが、ボルトンか?と思うほどの斬新な発想の時計です。

風防をこのように分割してある発想も凄いですよね。

第3位:ベル&ロス【BR-05 36㎜】


こちらは業界のトレンドとか考えれば『当然出るよね』と思うような順当な流れの新作と言えばそうなんですが、衝撃はありました。

現在、時計業界的には小径ブームが到来しており、その流れを汲んだモデル。

でもベルロスと言えばBR03に代表されるように大き目でインパクトあるのが『らしさ』でもあったと思うんです。

それなのにBR05で36㎜を出したのは驚きでした。

定番の40㎜と比較すると日付表示を無くし、裏スケを辞めてより薄型になっており、愛好家向けの仕様へとなりました。

1分毎のミニッツサークルがありませんが、そんな細かな時間は気にしない!と言えるような人に着けて欲しい1本。

第2位:ブライトリング【スーパーオーシャン ヘリテージ】

AB3111361L1A1 42㎜(他に36㎜、40㎜、44㎜の展開) 200m防水 951,500円
2007年に登場したスーパーオーシャンヘリテージ。

1957年の初代スーパーオーシャンの復刻でしたが、その後ムーブメントの変更などマイナーチェンジを行い今に至っていました。

今までのマイナーチェンジはケースの形状などは大きくは変わらなかったのですが今年は大幅にリニューアルして登場しました。

ケースのエッジが少なくなり全体的には丸く柔らかいフォルム。

ケースは小さく薄くなり、文字盤もボンベ文字盤になっており全体的に『優しい』印象の時計となりました。

コンセプトが愛や思いやり、調和などの【アロハスピリット】なのでこうなったようです。

サイズ展開も36、40、42、44㎜と従来よりも小ぶりに振っており、各サイズで展開カラーが違ったりしているのですが40~44㎜で唯一の共通カラーがグリーン。アロハな感じです。

私がいつかは欲しいとずっと思っているスーパーオーシャンヘリテージ。

今回のリニューアルで欲しい度がさらにアップしてしました・・・

第1位:タグ・ホイヤー【フォーミュラ1 ソーラーグラフ】

これは私にとっての今年一番の衝撃作でした。

1986年に誕生したフォーミュラ1シリーズ。

当時、一大旋風を巻き起こしたモデルがムーブメントはソーラグラフとなって復活したのです。

今年、F1の公式計時にも復帰したことで話題となったタグ・ホイヤー。

その上でこの新作は心揺さぶられました。
サイズ感も程よい38㎜。

現在においては比較的お求めやすい価格帯。

持っている時計が機械式ばかりだと使う時に止まっていることが多くなってしまうものですが

こちらは安心なソーラーバッテリー。

何よりもデザインが80年代を感じられるのが良いんです。

私の青春時代。

団塊ジュニア世代にはたまらない1本ではないでしょうか。

1年を通して、F1の開催グランプリに合わせて各色リリースされてきたというのも面白かったです。

いかがだったでしょうか。

今年の気になった新作5選。

いや、ホントはもっと色々とあって、今年を象徴する時計としては我がスリーク別注のノルケインもそうですし、色々とご紹介したいモデルは沢山なんです・・・

来年も色々と魅力的なモデル達に出会えることを楽しみにしています!